治療院みはら

経絡治療

からだを部分の集まりではなく、気血のめぐり ── ひとつづきの流れとして観る、伝統医学の見方です。

鍼灸の施術

経絡とは何ですか

経絡は、気血がめぐる道すじとされます。ただし、それは血管のように解剖で取り出せる「もの」ではなく、からだのなかで絶えず起きている流れ・はたらきを言いあらわした言葉です。

名詞ではなく、動詞に近い。「ここが滞っている」「ここでめぐりが偏っている」という、状態と現象をとらえるための見取り図だと考えています。ツボ(経穴)は、その流れのうえにある、手がかりとなる点です。

陰陽五行とは、どんな考え方ですか

陰陽は、ものごとを対になる二つの傾きでとらえる見方です。温と冷、動と静、昼と夜。どちらが良い・悪いではなく、その人のからだが今どちらに傾いているか、という観方をします。五行は、自然と身体のはたらきを木・火・土・金・水の五つの相でとらえ、互いに支え合い、抑え合う関係として観る枠組みです。

主に関わるとされるはたらき
のびやかさ・巡り
あたたかさ・高ぶり
消化・受けとめ
呼吸・引きしめ
うるおい・たくわえ

五行と臓腑の対応は伝統医学の枠組みであり、現代医学の臓器機能と一対一で対応するものではありません。

気・血・津液とは何を指しますか

伝統医学では、からだをめぐるものを大きく三つでとらえます。

ことば指すもの(伝統医学の枠組み)
気(き)からだを動かし、あたためる、めぐりの力
血(けつ)からだを養い、うるおすもの
津液(しんえき)血以外の、からだをうるおす水分

この三つが、過不足なく、滞りなくめぐっている状態を、伝統医学では整った状態と観ます。経絡治療は、その巡りを手と鍼でうながす手当てです。

治療院みはらでは、どう施術しますか

問診と触れることを通して、今どこに流れの滞りや偏りがあるかを読み取り、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧を、その方に合わせて組み合わせます。痛みを取ること「だけ」を目的にはしません。からだ全体の巡りが、自分の力で整う方向に向かうこと。それを手がかりに施術を組み立てています。

経絡治療は伝統医学の見方にもとづく手当てであり、特定の病気が治ることを保証するものではありません。気になる症状がある場合は、まずお話をうかがいます。